浪江町は未だにそのほとんどが帰宅困難区域。バリケードで覆われています。
印象的だったのは、ありとあらゆる所にソーラー発電が見渡す限り設置されているのです。
政府も東電も東北電力も、「原発を再稼働しないとこんなに電気代が上がってしまうんですよ。困るでしょ。だから、原発を再稼働するしかないよね」といった手法でジリジリと私達に迫ってきています。
しかし、福島には見渡す限りのソーラー発電機と、火力発電所、風力発電所がそこここに建てられ、原発回帰に絶対反対の意思を示しています。
過去の使用済み燃料の廃棄場所さえない日本に、更なる原発再稼働なんてあり得ません。
しかし、既に多額の資金を投入して建設した原子力発電所を稼働させないともったいないと言う考えもあります。
私達はここで、目先の損得にとらわれずに脱原発に舵を切らないと、あれだけの教訓を無駄にしてしまうことになるのです。
あの時のまま残されている浪江町立請戸小学校に行ってきました。
壁も床も柱だってグニャグニャのボロボロで、机も大型の機械だってメチャクチャに積み重なったままの学校に、原発の安全性を説き、原発誘致を呼びかける新聞が皮肉にも壁に貼られたままになっていました。
メチャクチャにはなっていますけれども、学校の作りにはなんとなく違和感を感じます。その作りが贅沢すぎるんです。
国や東北電力から多額の補助金が出て、原発に賛成してくれれば、みんなが豊かになります、という交換条件が提示されていたそうです。
そして今、再稼働にあたっても、またあらゆる手を尽くして、私達に迫って来ています。
さぁ、どうしますか、皆さん
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