差し入れはいりません

ちっちゃい頃からよく懐いて、しょっちゅう我が家に入り浸っていた颯太。我が子のようにその成長を見守ってきました。
斜めお向かいだった家も幾度か引越しを重ね、今年めでたく就職と相成りました。

それでも、未だに仕事の帰りには寄ってくれます。

「今仕事終わったよ。
病院に届ける物ある?」

今回私が動けなくなってから、講師の小林先生と近所の鍼灸師の本村先生が、面倒を見てくれていましたが、ちょうど届けてほしい荷物があったので頼みました。

颯太「先生、シュークリーム食べたくない?」

私「食べたいけど、今ダイエットしてるし、糖尿病だから、病院では食事制限されてるの。だから持ってこなくていいよ」

15分後にまた颯太から電話がかかってきて
「今、ナースステーションに荷物届けといたよ。看護師さんに荷物の中身は?って聞かれたから“延長コードと髭剃りと化粧品など"って答えといた。先生食事制限されてるんでしょ。見つかって看護師さんに取り上げられたらいけないから、袋の一番下の端っこにシュークリームとカフェラテ2個ずつ入れといたからね」

大人なんだか、子供なんだか、、、

※ちっちゃい頃の写真も添えます








?Gg[???ubN}[N??